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柔道整復師の楽しいことと大変なこと

柔道整復師の楽しいことと大変なこと

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柔道整復師として働く中で、一番うれしいのは患者から「ありがとう!」の言葉をもらったときだと言います。一方で、患者の痛みを治してあげなければいけないプレッシャーや、院長となると仕事量が多いなどの大変な面もあります。ある柔道整復師にお話をうかがいました。

やっぱり患者さんからの「ありがとう」の言葉がうれしい

腰の施術をしているところ
腰の施術をしているところ

柔道整復師として一番うれしいのは「人の人生にかかわることができる仕事である」ことです。私の施術を受けることで、痛みを訴えて来院した患者が「楽になったよ」「ありがとう」と言ってくれたときにこの仕事のやりがいや楽しさを感じることができます。
さらに、スポーツをしている方や、スポーツ選手の施術を行った際、その方の身体能力を向上させるための助言の結果成績アップや、筋力アップに貢献できることもあります。その選手の成績を間接的に伸ばすことができるのはうれしいですね。

開業後は院長としてプレッシャーを感じる日もある

柔道整復師として、新人のころは整骨院や整体院に勤務しました。治療以外にもさまざまな雑務を行わなければならないのは少し大変でした。
病院に勤務している場合では、医師や看護師などの同僚たちと仕事の進め方で意見が食い違うなどの人間関係に悩まされることもあります。しかし、これはどのような職業でも同じかもしれません。
そんななか、私が新人時代に最も大変だったのは「モチベーションの維持」でした。院長になって自分の店を構えると、常にモチベーションは保たれます。しかし、雇われている新人時代にはやる気を維持するのはなかなか難しいものです。
とはいえ、仕事量が圧倒的に多く、大変なことも多いのは院長になってからです。自分の行動が良いことも悪いこともすべて自分の責任となり、自分に跳ね返ってきます。
そのため、一生懸命仕事をすれば患者に喜んでもらえますし、患者の数も増えていきます。そうすると経営面でも安定し、自分のやりたいことを実現できるようになるでしょう。
そのためには、柔道整復師として整骨院を経営するうえでマーケティングやマネジメント、患者の対応や窓口業務、新人への技術研修などすべてに気が抜けません。売上を伸ばさないと整体院・整骨院は経営できませんが、同じ患者にずっと通い続けてもらうのは難しいです。なぜなら、症状が治って来院しなくなることが、その患者にとって良い場合もあるからです。
そこで、常に一定の患者に来院してもらうためには新規の患者に来てもらうことも必要であり、そのための方針を考えるのも院長の仕事です。
さらに、体の不調を訴えて来院された患者に対し「できるだけ1回で楽にしてあげなければ」というプレッシャーは常にあります。今の自分にとっては、新人時代に失敗をたくさんしたことは大きな経験となっています。症状を余計に悪化させてしまったこともありますが、どうすれば失敗してしまうのかを新人時代に把握しつくしたのでもう失敗することはありません。

取材協力

村上 一仁 (柔道整復師)

北海道出身。小さい頃から運動が好きで、スキーや水泳、サッカーなどをしている時にケガをして整骨院に通うことがありました。 その時の経験から将来、ケガをを治す柔道整復師に就きたいと思い、赤門鍼灸柔道専門学校に入学。 病院、鍼灸院、整骨院での勤務を経て、東京都葛飾区でつばさ整骨院を開業しています。

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