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スポーツインストラクターの1年目はどうだった?

スポーツインストラクターの1年目はどうだった?

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スポーツインストラクターの活動は、「どのような施設で働くか」「どのような立場であるか」などで変わってきます。では、スポーツインストラクターになりたての1年目は、どのように過ごしていくことになるのでしょうか。現役スポーツインストラクターの話をもとに、代表的なケースを紹介していきます。

1年目は施設に所属し勉強しながら指導経験を

スポーツインストラクターにはフリーランスで活動している人が多いそうです。ただ、1年目でいきなりフリーになる人は少なく、まずはどこかの施設お抱えのインストラクターになるというのが一般的となっています。
スポーツクラブで社員として働く場合、1年目は事務のフロアや受付、プールの監視や掃除といった業務が中心となります。その中で研修として、またはフリーのインストラクターが入っていない時間帯を補うような形でレッスンを担当することがあります。
レッスンを担当したことをきっかけに、さまざまなライセンスを取るケースが多いようです。
実はスポーツインストラクターには、特定の資格や試験はありません。ただ、レッスンを行っていく中で必要なソフトを利用する場合には、例えば「エアロビックダンスエクササイズインストラクター」のようなライセンス登録が必要です。
また、公益社団法人日本フィットネス協会(JAFA)の認定資格がなくても、「曲とコリオを購入して使うためのインストラクター資格」は商品ごとにあり、各養成コースに通うことで使用できるようになります。
ライセンスの中には、格闘技エクササイズ、バーベルなどを使った筋コンディショニング系のエクササイズのように、各レッスンにライセンスおよび更新があるものも存在します。
スポーツインストラクターとしてのジャンルが広がるほど使うソフトも増えていくため、会社が社員に向けて取得を促すケースもあるそうです。

トレーニングに関する知識や接客を学ぶことが中心

体育関係の教育機関を卒業している場合、一般的なトレーナーの資格をもっていることもあります。その利点を生かして大手のクラブや個人向けのジムに就職し、1年目から積極的にレッスンを担当するケースも少なからずあるようです。
ただ1年目から担当をもつことができたとしても、その後お客さんがつくかつかないかは別の話で、お客さんに支持してもらうためには、しっかりとした接客を学ぶことが大切となってきます。
また、ダンスやエアロビクス、加圧など、ライセンス登録をすることでさまざまなツールが使えるようになります。自分の志向とお客さんのニーズに合わせて利用できるツールを増やすことや、維持することも必要となります。
さらにスタジオレッスン以外にもパーソナルトレーナー向きのライセンス・ツールもありますので、常に最新の動向はチェックしておいたほうがいいとのことです。
あるスポーツインストラクターは、学生時代に陸上競技を専門にしていたところ、実際にインストラクターとして働き始めてから、その陸上の経験をきっかけにお客さんが取れたこともあるそうです。
専門分野に関して下地となるトレーニングの勉強や、基本的なスポーツに関して勉強しておくことで、1年目が変わってくるかもしれません。

取材協力・監修

田子政昌※2020年8月26日更新

スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、NSCA公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。一般社団法人日本アスレティックトレーニング振興機構 代表理事

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