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スポーツインストラクターのキャリアパス

スポーツインストラクターのキャリアパス

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スポーツインストラクターは技術職という側面もありますので、自分の技量を伸ばしていくことで活躍できるチャンスも増えていきます。では、スポーツインストラクターとして活動していく未来には、どのようなキャリアアップの道があるのでしょうか。キャリアの可能性について見ていきます。

第一の目標は収入を一定以上のレベルで安定させること

スポーツインストラクターには、明確でわかりやすいキャリアステップやキャリアパスというものが、実はありません。
一般的にはジムやクラブなどで指導方法や接客を学び、レッスンに必要なライセンスを取得。そして、お客さんとの接点を増やしていくという過程を2~3年ほど経験し、その後にフリーランスとして独立するケースが多いようです。
話を聞いたスポーツインストラクターによると、フリーランスのほうが収入面に期待できる半面、いかにして収入を安定させるかについて考えなければならない部分も大きくなってくるそうです。そのためには、ちょっとした発想の転換も必要だと言います。
例えば、フィットネスクラブで1日3~4コマを担当するよりも、レッスンのコマ数は減っても、1時間あたりのレッスン単価が高いパーソナルレッスンを中心にする方が収入アップしやすいなど、トータル的なバランス感覚で働き方を決める努力・工夫が必要なようです。
また、活動を安定させていく方法の一つとしては、自分で施設をもったり団体を設立したりと働き方の変革をしたり、書籍を出して知名度を上げるなどの戦略も重要とのことです。

市場全体のことを考えてキャリアを描く必要性

多くのスポーツインストラクターがフリーランスになる一方で、同じスポーツクラブやフィットネスクラブの社員として働き続けることも、キャリアステップの選択肢の一つです。
ただ、同じ施設に所属し続けている場合、年齢やキャリアを重ねていくと管理する立場や裏方に回る場面も出てくることもあるため、レッスンの現場に出る機会が減るケースもあるようです。
もちろん、同じ施設で長く働く人も多くいますが、あるスポーツインストラクターの意見としては、常に現場でレッスンをしたいという気持ちをもっているのであれば、きちんと勉強をしてフリーランスで活動していくほうがいいかもしれないとのことです。
施設に限らず、フリーランスとして幅広く活動していくには、市場全体を考えてどう動くかが重要です。いかに運動する人の数を増やすかを考えながら活動していくことが、キャリアアップにつながっていくと、話を聞いたインストラクターは言います。

取材協力・監修

田子政昌※2020年8月26日更新

スポーツインストラクター。パーソナルトレーニングジムを経営しながら、子どもから社会人選手まで所属する陸上クラブを運営。陸上競技は中学生からはじめ、現在も競技活動を継続している。高校卒業後、専門学校に進学した際フィットネスクラブでのアルバイトからキャリアスタート。卒業後は体育大学に進学し運動・スポーツに関する学びを深めながら、在学中に日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、NSCA公認パーソナルトレーナーなどの資格を取得。これまでランニングや健康運動指導を中心に個人・企業を対象に多くの現場で運動指導を行っている。一般社団法人日本アスレティックトレーニング振興機構 代表理事

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