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心理カウンセラーの必要な試験と資格は?

心理カウンセラーの必要な試験と資格は?

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心理カウンセラーはさまざまなところで活躍する職種です。多くの肩書きがあり、心理系カウンセラーの資格のほとんどが民間資格でした。2018年9月に初の国家資格「公認心理師」の試験が実施され、12月に2万8574人が公認心理師として合格しました。これまで代表的な資格とされてきた「臨床心理士」を含めて、心理カウンセラーに必要な試験・資格を紹介します。

臨床心理士

公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間の資格。
主な受験資格:臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院を修了していること。
一次試験(筆記):100題のマークシートによる「多肢選択方式試験」(2時間30分)と「論文記述試験」(1時間30分)を同日におこないます。
二次試験(面接):2名の面接委員による「口述面接試験」となり、知識や技術の習得度の確認に加え、臨床心理士としての姿勢や専門性など、人間関係能力が問われます。臨床心理士の資格取得後は5年ごとに資格の再認定を受け、資格を更新する必要があります。
合格率:およそ60%

産業カウンセラー

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会が認定する民間の資格。
主な受験資格:大学院研究科において心理学または心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの専攻(課程)を修了していて、指定された科目群の単位を10科目以上、20単位以上取得していること。もしくは20歳以上で協会がおこなう養成講座を修了していること。
試験内容:学科試験、実技試験
合格率:65.7%(2017年度)

公認心理師

心理職として日本初の国家資格。
受験資格:大学や大学院で6年の専門教育を受けていること(初受験は2023年度)
当面の措置として、大学院で相応の単位を取得していること、国の講習を受けた実務経験者(臨床心理士、看護師など)
試験内容:筆記試験(154問のマークシート方式、午前の部77問、午後の部77問)
合格率:79.6%(2018年度)

取材協力

大野萌子

一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事、企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関等で年間100件以上の講演・研修を行う。著書、メディア出演多数。

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