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インテリアコーディネーターは、新卒で入社して、すぐにできる仕事ではありません。メーカーやデザイン事務所などで仕事経験を積んで、知識とスキルを備えてからできるようになることが多いです。インテリアコーディネーターになるまでと、1年めの過ごし方をみていきましょう。
新卒の採用はほぼない
インテリアコーディネーターの資格をとるには、専門学校に通うか、もしくは独学で勉強して、資格試験に合格する必要があります。
ところが、資格をもっていたとしても、新卒でインテリアコーディネーターとして採用する会社はほぼありません。企業やデザイン事務所などで、アシスタントとして採用されることはあるかもしれませんが、いきなり即戦力として働くことはないでしょう。
なぜかといいますと、インテリアコーディネーターには、壁紙や家具などの色を選んでコーディネートすることや、空間をうまく使って家具などを配置するといったスキルと経験値が必要になるからです。まったく経験がない状態では、お客さんをまかせることはできません。また、インテリア工事の担当者とやりとりをすることもあり、現場での経験も必要です。
逆に言えば、資格がなくても、実務経験を積んでいるのであれば、インテリアコーディネーターとして働くことができます。
1年めは大事な時期
インテリアコーディネーターとして仕事を始めると、1年めはとにかくやらなければならないことがたくさんあります。
まず、自分が所属している会社がどんな商品を扱っているのかを覚えます。住宅メーカーであれば、自社が造っている住宅の構造や、使っている壁紙などの素材を把握します。インテリアショップであれば、どのようなインテリア家具や雑貨を扱っているか、すべて覚える必要があります。
同時に、商品を発注して、コーディネートをどのように進めていくのかといった、その会社独自のシステムや、仕事の進め方も理解していきます。働く会社によって、やり方はそれぞれ違います。
また社外では、メーカーなどの取引先の担当者と信頼関係を構築する、商品の展示会に足を運ぶといった努力も必要になります。お客さんと早く打ち解けるために、コミュニケーションをとる場所として、会社の近くにおいしいレストランがないか調べたりすることもあります。
1年めは大変ですが、インテリアコーディネーターとして仕事をする上で、一番大事な時期といえます。
できるだけ早く自社で扱う商品を覚えて、現場を知ることが、インテリアコーディネーターの1年めでは大事です。1年めをしっかり過ごすことができれば、お客さんや社内からの信頼を得て、扱う仕事も広がっていくでしょう。
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インテリアデザイン科 住宅設計専攻
建築学部・建築設計デザイン科/卒業後、2016年3月同学建築設計研究科卒
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