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図書館情報学と他の学問とのかかわり

ICTの技術・知識といった理系的側面と、経営学、社会学や哲学などの文系的な側面の両方を併せもつ図書館情報学。文理融合の学問であるとともに、さまざまな学問と接点をもつ境界領域型の学問です。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

文理融合・境界領域型の学問

ICT技術をベースにした理系的側面

あまり知られていませんが、検索システム大手グーグルの共同創始者であるラリー・ペイジは、スタンフォード大学大学院で計算機科学を学んでいたときに、アメリカが国を挙げて進めていた知識をデジタル化しようといういわゆる電子図書館化プロジェクトに参加し、そこからスピンオフする形でグーグルを創業しました。この例を見るまでもなく、インターネット空間に膨大に存在する知識へアクセスするためには、検索システムの研究をはじめとするコンピュータ工学、情報工学の知識や技術が不可欠です。そもそれ検索(retrieve)という語は図書館情報学においては1960年代から用語として普通に使われていました。これらを踏まえ注目の的となっているが図書館情報学です。研究室によってはデータベースの構築やプログラミングの手法に踏み込んで研究しているところもあります。
情報工学ともよく似ていると言えますが、図書館情報学が際立っているのは、常に情報の真ん中に利用する人の存在をイメージしていることです。数字や画像、ただの記号だったりと情報にはさまざまな種類がありますが、図書館情報学では数学や統計学も駆使し、どうすれば人が情報を知識として共有できるかといった手法を考えたり、そもそも知識をどのようにして頭の中で分類し整理しているかといった疑問に答えるのも役割としていますから、認知心理学や、その応用である人工知能の研究とも非常に近いところにある学問と言えます。

どうすれば知識は正しく使われるか、文系頭で考える

一方、「ペンは剣よりも強し」という格言にあるように、知識は使い方によって非常に強い力をもちます。先人の知識にならい、またそれに上積みを重ねていくことで、人類は長足の進歩を遂げました。より多くの人に効率的に利用してもらう手法を考えるには、経営学や教育学の考え方も必要となります。
半面、影響力のある人によって間違った使われ方をしたときには、世界を誤った方向に導いてしまう恐れもあります。情報を扱う企業や機関がどのような信念をもって、活動を管理していくかには、社会学や倫理学、政治学やメディア学など文系の学問とも重なります。まさに文系と理系が融合し、かつ幅広い領域と接点をもつのが図書館情報学という学問なのです。

全国のオススメの学校

図書館情報学とはどんな学問?

図書館情報学では何をどのように学ぶか

図書館情報学はこんな人に向いている

図書館情報学を学んだ後の進路と今後の展望

図書館情報学ではこんな研究をしています

図書館情報学のここが面白い

もっと先生たちに聞いてみよう

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地域の文化情報資源を、図書館と文学視点で可視化する先生

皇學館大学 文学部国文学科図書館司書コース
岡野 裕行 准教授

もっと在校生たちに聞いてみよう

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人と関わりながら、手助けができる司書になりたい

滋賀文教短期大学 国文学科 日本文学コース
米田 悠里さん

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神奈川県の魅力、本の魅力を伝える仕事に就きたい!

鶴見大学 文学部 日本文学科
伊藤 翼さん

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将来は図書館司書として、利用者が求める情報を的確に提供したい

鶴見大学 文学部 ドキュメンテーション学科
後藤 愛菜さん

もっと見る

もっと卒業生たちに聞いてみよう

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