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観光学を学んだ後の進路と今後の展望

観光業界への就職率は3割~5割と高くありませんが、これは観光学を学ぶ中で興味を広げ、多様な業種に飛び出していくためです。人々の交流が活発になり、異なる文化の人と隣り合わせになることも多いこれからの社会で、観光学の視点が力を発揮していくでしょう。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

観光業界への就職率が高くない理由

大学生活で方向転換する人が多く、観光業界への就職率は高くない

意外かもしれませんが、観光学部を卒業して観光業界(旅行、交通・航空、ホテルなど)に就職する人は一般的な大学で3割程度、多くても5割とそれほど高くありません。それは観光学が、観光業界に就職するためのスキルを身に付ける学問ではなく、観光を入り口とした幅広い教養・知識を身に付ける学問だからです。
観光業界を目指して入学した人でも、4年間の学生生活の中で、興味が広がって別の業界を志すようになったり、今まで興味がなかった業界に観光との関連性を発見して方向転換したりするケースが少なくありません。
これは興味が広がった結果であって、「就職できなかった」というわけではありませんから、観光業界を目指す人にとって有力な選択肢であることには違いありません。
観光業界を除けば、業界に目立った偏りはなく、就職先はサービスや製造、小売りなどまんべんなくあるようです。観光学を通して身に付けた広い視野や教養を武器に多方面で活躍しています。

人の交流が盛んになるこれからの世界に必要な学問

観光によって経済や地域を活性化させる流れは世界的なもので、日本も国を挙げて観光に力を入れています。そこではビジネスモデルの変化も起きていますし、従来の行政区分に縛られない新しい枠組みの創出も試みられています。観光産業に携わって新しい観光商品を作り出す場合にも、観光行政に携わって新しいしくみを作り出す場合にも、観光学が必要とされるに違いありません。
その一方で、観光が活発になることで人々の生活も変化し始めています。日本にも外国人観光客がたくさん訪れ、日本人とは違う文化や価値観をもった人と同じ電車に乗り合わせたり、飛行機で隣の席に座ったりすることが当たり前の社会になっています。そこでは当然違った対応が求められますし、変化に対する反発も起きてきます。
観光を推進することでどんなメリット・デメリットがあるのかを広く、冷静に分析し、アクセルとブレーキを踏み分ける観光学の視点はこれからますます重要になるでしょう。「観光は平和へのパスポート」というフレーズがありますが、これは決して大袈裟ではありません。相手を理解し、寛容さを深めるのに有効な観光学は、確かに平和につながっているのです。

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