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助産師の20年後、30年後はどうなる?

助産師の20年後、30年後はどうなる?

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助産師の仕事はまずなくなることはなく、今よりさらに多くの活躍が期待されることになるでしょう。高齢出産が増加し、それに対応した知識や技術が必要になることも予想されます。
はたして、助産師は20年後、30年後にどのようになっているのでしょうか。現役の助産師さんはどう考えているのかを聞いてきました。

助産師の仕事はなくならない

助産師の仕事は、20年後も30年後もなくなることはないでしょう。ただし、助産師に求められる役割、必要な知識は増えることになると考えられます。
高齢出産をする人が現在よりも増えることが予想されます。高齢出産に対応したケアの技術が求められることになるでしょう。不妊治療もますます増えていくことになるため、助産師も不妊治療に関する知識や経験が必要になってくることになります。NICU(新生児集中治療室)に入る必要のある赤ちゃんや、双子の赤ちゃんが増えていくとも予想されるため、そういったケースの分娩介助の経験や、産後のケアができる人材が求められることになるでしょう。

イギリスやオランダでは、助産師が薬の処方や縫合のような医療処置を行っています。日本は今日、産科医が不足しています。産科医不足解消のために、これらの国と同じように助産師の役割が増えていくという可能性は否定できません。

助産師の地位向上が進む

助産師界全体で、地位向上のための取り組みが続いており、20年後、30年後には今よりも地位向上が進んでいくと思われます。
業界内でのイメージは良い助産師ですが、一般の方の認識は業界内での評価よりも低いのが現状です。一般の人の中には、昔ながらの「産婆さん」のような、40代~50代位の方をイメージしている人が多いのかもしれません。たとえ豊富な分娩介助経験がある人だとしても若いだけで不安に思われてしまうという実態があります。
アドバンス助産師という制度が2015年から始まりました。分娩介助100例以上という経験のほか、さまざまな研修を受講していることなどが認証条件となります。この認証を受けることで、助産師としての専門性、助産介助能力が高いということが保証され、助産師のキャリアを助けることになるほか、社会的な地位も向上することになるでしょう。

助産師は、人生経験が全てプラスに働く職業

「助産師は、人生経験の全てがプラスに働く職業だ」
と取材した助産師さんは話します。
一般的な女性にとって、出産というのは一時的なキャリアの停止を意味しますが、助産師にとっては出産もプラスの経験となります。
「女性の一生に寄り添う」仕事なので、出産以外にも、子育ての経験、仕事と家庭の両立、女性特有の悩みなど、あらゆる経験が現場で生かせます。
助産師という仕事はこれからも必要とされ続け、ますます重要になっていくことでしょう。

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