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助産師になるために今から役立つ経験

助産師になるために今から役立つ経験

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助産師の仕事に直接役立つ高校時代の経験というのは多くはありません。日本では性に関する教育があまりおこなわれないためです。ただ、そういった教育を受ける機会を大事にしておくことは、助産師を志すうえで役に立つでしょう。

自分で考えを深め、向上心を強くもつ

自分でできることとしては、「いのちの授業」や生命に関するドキュメンタリー作品に触れるなどして、考えを深めていくといいでしょう。
また、助産師を続けていくにはプロフェッショナルとして向上心を強くもつ必要があるため、心を強くする経験、つまり目標をもって努力をすること、挫折を乗り越える等こそが、役に立つと言えるかもしれません。学業や部活動に一生懸命になることが実はとても重要です。

進路先で学ぶこと

助産師になるには「学科」と「実習」を行います。学科では、助産師に必要な知識を学ぶほか、更年期の女性に関することや、子宮脱に関することまで学びます。
実習を行うには、シミュレーション試験に合格しなければなりません。実習では、1人の妊婦の妊婦健診初期から分娩の助産、1カ月検診の家庭訪問までを行うほか、10人の分娩の助産を妊婦の承諾をもらったうえで行います。
実習であっても実際の出産なので、監督者からはとても厳しい指導を受けます。
このシミュレーション試験を通して、妊娠期を妊婦がどう過ごしているかもしっかりと見ることになりますし、出産後しっかりと赤ちゃんを育てられているかどうかを確認するために1カ月検診の家庭訪問にも同行するわけです。

学生時代と働くようになってからの、イメージのギャップ

助産師として働くようになってから、学生時代のころに思っていた助産師の仕事のイメージと、実際の仕事との差に気づくことも多いようです。
例えば、実習では無事に産まれた赤ちゃんを見ることがほとんどです。医療の現場ではめずらしく「おめでとう」と言えるいい仕事だと、ある助産師さんは就職する際、思っていましたが、実際には、厳しい現実を目の当たりにして気落ちすることもあるのだとか。
出産という女性にとってもパーソナルな空間に他人として入っていく責任は重く、うまく助産ができないときに申し訳なくて泣いてしまうことがあるとも助産師さんは話してくれました。
このように、学生時代もいろいろ学ぶことはありますが、実際に働いてから知ることが多いのも助産師の仕事です。
助産師は現在3万2000人弱いますが、まだまだ人手が不足しています。「女性の一生に寄り添う仕事」と聞いて魅力的に感じる学生の方は、ぜひ助産師を目指してください。

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