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養護教諭の必要な試験と資格は?

養護教諭の必要な試験と資格は?

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養護教諭も教科指導を行う教諭と同じように免許状が必要となり、「養護教諭免許状」を取得する必要があります。養護教諭の免許状には、大学を卒業して取得する「一種免許状」、短大・専門学校を卒業して取得する「二種免許状」のほか、大学院を修了すると取得できる「専修免許状」があり、それぞれ修得する科目内容や科目数が異なります。免許状の種類によって、職務上の差はありません。そして、「養護教諭免許状」を取得した後、教員採用試験を受け、合格すれば「養護教諭」として働くことができます。

養護教諭一種免許状

指定の4年制大学の教育・保健・看護系の学部・学科などで、養護教諭育成課程を修了すると取得できます。

養護教諭二種免許状

短大や専門学校などの教育・保健・看護系の学科・コースで、養護教諭育成課程を修了すると取得できます。そのほか、看護系の大学や短大などで所定の4科目8単位を修得した場合も取得が可能です。ただし、この場合は、保健師の資格取得も必須となります。さらに、「一種免許状」を取得するなら、指定教員養成機関に半年以上在籍し、養護や教職に関する科目を修得する必要があります。

専修免許状

大学の養護教員養成学部で所定の単位を取得し、大学院を修了すると取得できます。どの免許状でも職務上の差はありませんが、有名な学校などは、「専修免許状」をもっていることを重要視する傾向があると言われます。

そのほかにあると便利な資格

○看護師や保健師
看護師や保健師の資格をもっていれば、文部科学大臣の指定する指定教員養成機関に在籍し、決められた単位を修得して卒業することで、養護教諭一種免許状が取得できます。ただし、看護師の場合は1年以上、保健師の場合は半年以上の在籍が必要です。

採用試験

公立学校での勤務を希望する場合、養護教諭免許状の取得後、各都道府県(市)の教育委員会が行う、教員採用試験に合格することが必要です。たいてい、一般教養や教職に関する知識を問う学力試験、論文試験、人物試験(面接)などが行われます。また、模擬授業によって指導能力や子どもとのかかわり方などを見られる試験を実施している自治体もあります。試験内容や条件は自治体によって異なるので、希望する自治体の募集要項などを確認しましょう。私立学校の場合は、各学校で行われる教員採用試験に合格することが必要です。学校によって試験内容や募集時期はさまざまです。国立学校も学校によっては独自の採用試験を行う場合があります。

文部科学省による、2015年度公立学校教員採用選考試験の実施状況を見てみましょう。いずれも養護教諭の状況です。
※全68都道府県・指定都市・豊能地区(大阪府)教育委員会において2014年度に実施された2015年度採用選考が対象

○受験者数
9,783人(うち女性:9,699人)。前年度と比べ、2.1%増加しています。

○採用者数
1,338人(うち女性:1,334人)。前年度と比べ、14.0%増加しています。

○倍率
7.3倍。前年度と比べ、0.9ポイント減少しています。
養護教諭は、基本的には1校につき1名の枠ではありますが、中学校と高校の教諭の倍率は7.2倍となっており、競争率はそれほど変わらないと言えます。

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