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日本文学を学んだ後の進路と今後の展望

就職に弱いイメージがありますが、汎用性の高いスキルと幅広い教養、他人とは違ったものの見方が身につくので、業界を問わずあらゆる社会で自分のポジションを確立していけるでしょう。その中でも出版社や教育、マスコミなど言葉に対する深い理解力を生かせる仕事が学生に人気があるといいます。それに加え、個性とその説得の技術を身につけられるのですから、様々な人を動かす立場につく人にこそ文学教育は必須だと言えます。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

出版・教育・マスコミが人気

社会で自分のポジションを確立するための能力

文学研究は「就職に弱い」と言われがちですが、そんなことはありません。文学研究を通して身につくのは、社会の広い場面で役に立つ汎用性の高い能力なのです。
その一つが立ち止まる力です。文学研究では、普段では読み流してしまうような細かい表現の一つひとつまでつぶさに検証していきますし、それまでとは違った視点から文学作品を眺めることになるので、他人とは違ったところに問いを立てることができるようになります。この力は社会に出てから、他人にはできない圧倒的な発想力を生み出す力になります。
また、社会で自分だけのポジションを確立するには、他人と同じ視点でものを見ていてはいけません。いかに自分だけの視点を発見できる能力をもち備えるかが問われます。そのためには「ふつう」の考え方も十分に備わっていなければなりません。それでこそ「ふつうでない」発想ができるのです。文学は様々な人を動かす立場につく人のものというゆえんです。

人気の就職先は出版、マスコミ、教育

このように独自性の高いスキルが身につくので、特定の職業とつながっているということはありません。一般企業でも公務員でもあらゆる就職先に対応しています。そのため就職先の数字を見ると、手堅い金融業や、近年人気の情報産業など、一般的にも人気が高い業種が上位に来るようです。
その一方で、文学部を志す人はもともと読書が好きな人が多いため、出版社などの本づくりに携われる仕事も人気です。あるいはマスコミなど言葉にかかわる仕事を希望する人も多いといいます。これらの業界は、文学研究の中で培った、読み解く力や解釈する視点、問いを立てる力をダイレクトに生かせる仕事といえるでしょう。
また、中学・高校の国語科教員も人気の就職先の一つです。教員にならずとも、塾講師や教科書会社など、広い意味での教育産業も人気の就職先です。
別途資格が必要になりますが、専門性を生かすなら、図書館司書や学芸員という道もあります。一般企業への就職の道は狭まりますが、これらの専門職を目指して大学院に進学するという道もあります。

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