全国のオススメの学校
-
学習院女子大学日本文化学科「日本を学び、世界を知り、英語で伝える」教育でグローバルに活躍できる女性を目指す私立大学/東京
-
岐阜女子大学文化創造学部体験型学習と複数の資格取得が高い就職率のカギ。「望む分野」で「地元就職」を目指す私立大学/岐阜
-
滋賀県立大学人間文化学部公立大学/滋賀
-
城西国際大学国際文化学科グローバル教育を推進する7学部の総合大学私立大学/千葉・東京
-
川村学園女子大学史学科女子の文科系総合大学として少人数教育を実施し、一人ひとりを全力でサポートします私立大学/千葉・東京
学芸員として働き続けていった場合、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。インディペンデント・キュレーターのようにフリーランスとして活動することも可能ですが、それ以外には、どのようなキャリアプランを描けるのか。学芸員として考えられるキャリアステップについて見ていきましょう。
働いている施設で役職を得る
学芸員も一般企業と同じく、役職を得ていくことがキャリアアップの一つです。例えば、話を聞いた学芸員が働く県運営による美術館の場合、基本的には県の職員に準ずる役職が定められています。
役職は基本的には勤続年数に応じて上がっていきます。学芸員を束ねる係のリーダーである「学芸係長」、その先には館によって多少の違いはありますが、「学芸課長」、「主任学芸員」、「学芸部長」などがあり、さらに「館長補佐」や「副館長」、人によっては「館長」になるケースもあります。
また、活躍して著名な学芸員になった場合などは、定年後にほか館の館長になることもあります。ただ、一般的な企業の管理職と同じように、基本的には役職が上がるほど、その役職になれる人数は少なくなっていきます。
同業者から研究や展覧会の質を認められる
館内での役職とは別のキャリアステップとして、研究の質や展覧会の質を追求していく学芸員も多く、仕事以外にも学会で発表したり論文を発表したりといった熱意あふれる人もいます。
最近よくあるのが、現代美術担当であれば、「瀬戸内国際芸術祭」や「越後妻有」などのアートプロジェクトに外部ディレクターとして呼ばれて館外で活躍したり、『美術手帖』をはじめ専門誌に記事を書いたりして、幅広く活躍する人もいるようです。
学芸員の活躍の場は海外にもあり、例えば海外の美術館と交渉して、有名な作品を借りたりするということもあります。また、イタリアで2年に1回開催される「ベネツィア・ビエンナーレ」というアートイベントがあり、そこで日本館の展示用のキュレーションをするというのも、まれなケースですが可能性があるようです。
館によって待遇はもちろん、開催できる展覧会のジャンルや規模も違いますので、自分のやりたい方向性に合わせて、より良い場所を探して動く人もいます。
また、独立してインディペンデント・キュレーターになる人もいれば、大学の先生になるといったキャリアの選択肢も可能です。ただ、インディペンデント・キュレーターの仕事だけで食べていくのはとても難しいそうで、ほかの仕事と兼業しながら活動している人も多いようです。
学芸員としてのキャリアや経験を積むことこそが、自分のやりたいことに近づく第一歩となります。そのためには、日頃からまじめに展覧会を企画することや、作品の貸し出しの際に接する業界の人ときちんとあいさつや会話をするなど、誠実に仕事をしていくことが大事と言えそうです。
学芸員になるには?
学芸員の仕事について調べよう!
学芸員の仕事についてもっと詳しく調べてみよう!
学芸員の先輩・内定者に聞いてみよう
文学部 国史学科
文学部 歴史学科
学芸員を育てる先生に聞いてみよう
美術学部美術学科総合造形専攻
文学部
文学部
学芸員を目指す学生に聞いてみよう
文学部 文化財学科
文学部人文学科歴史文化専攻
文学部 歴史文化学科