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ジャーナリストの1日のスケジュール

ジャーナリストの1日のスケジュール

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世の中で起こっていることをいち早く読者や視聴者に届けるジャーナリストは、どのような1日を過ごしているのでしょうか。ジャーナリストと一口に言っても、媒体や働き方によって1日の過ごし方は異なります。新聞記者、放送記者、ネット記者などそれぞれ職種別にお伝えします。

新聞記者、通信社記者の1日

一日のスケジュール
一日のスケジュール

毎朝夕に配達される新聞に記載する記事の執筆や取材をするのが新聞記者。通信社記者とは事件や記者会見などのニュースを取材して、新聞社や放送局、インターネットメディアなどに情報を販売する、いわゆるニュースの「卸売り」をする記者たちのことを指します。新聞記者と通信社記者の1日の過ごし方は似ています。
8:00 出社
新聞社は365日24時間体制のため、シフトによって何時に出勤するか変わってきます。早番であれば8時ごろ、普通番であれば10時ごろ、深夜番で泊まり込むときは19時ごろに出勤する場合もあります。
出社後は午前中に新しいニュースに警戒しつつ、警察や企業などによる発表の原稿処理やメール対応をします。電話取材をしたり取材のアポをとったりといった業務もあります。
14:00 昼食
夕刊の締め切りが14時なので、そのあとに昼食を取ります。締め切り間近に事件が発生して、14時までに急ぎで取材や執筆をすることもあります。通信社の場合はいつでもニュースの速報を出すことができるので、特に締め切りは設けられていません。
15:00 取材
担当警察や官公庁、企業の内部をまわって、大きな動きがないか取材します。事件関係者への聞き込みや、著名人や企業幹部のインタビューに行くことも。取材して記事を執筆するのは一人あたり1日に4~10本ほどですが、地域によって大きく変わってきます。社会部や地方の支局の若手は、街中にネタ探しに行くこともあります。
19:00~ 退勤
ニュースをチェックし、夜勤の人と交代して退勤。時には会食があったり、夜にしか自宅にいない関係者の聞き込みに行ったりといったこともあります。
夜勤の場合は、本支社でニュースに備えて待ちの姿勢である場合が多いです。午前1:40の朝刊締め切りに合わせて執筆します。

放送記者の1日

テレビの報道番組などでアナウンサーが読むニュース原稿を書く放送記者も、新聞記者と同様、出勤後からニュースに警戒しつつ情報処理をします。午後は取材に行ったり、朝昼夜のニュースの時間に合わせて原稿を書いています。

週刊誌記者の1日

週刊誌記者は編集部に出勤します。ニュース性の高い事案が起きたらすぐに取材に行くので、毎日のタイムスケジュールはあまり決まっていません。

ネット記者の1日

webメディアなどに載っているインターネット上の記事を執筆するネット記者は、編集部に出勤します。取材しに外に出たり、記者会見に行ったりすることもあります。以前までネット記者は記者会見に入ることができませんでしたが、今は実績のあるメディアであれば入れるようになり、質問もできるようになりました。

フリーランスの1日

ここでは演劇の批評をする「エンタメライター」や「インタビュアー」として活躍されている阪さんの1日を例に挙げて紹介します。
12:00 シェアオフィスに出勤
午前中から取材がある場合もあります。取材がない日はお昼ごろからシェアオフィスに出勤して執筆作業をします。
14:00 取材
記者会見や制作発表、インタビューなどに出かける場合もあります。
19:00 演劇鑑賞
演劇の批評を書く仕事が多いので、よく劇場に足を運びます。演劇がない場合は、昼間の記者会見やインタビューが終わり次第、シェアオフィスやカフェで執筆作業をします。フリーランスのなかには、自宅で作業する人もいれば、カフェを渡り歩くノマドワーカーもいます。

取材協力

阪 清和(さか きよかず)

共同通信社で30年近く記者活動後、2013年に独立。フリーランスのエンタメ批評家・インタビュアー・ライター・MCとして映画・演劇・ドラマ・音楽・漫画の各分野に関する批評やニュース、レポート記事、コラム、エッセイなどをブログ「SEVEN HEARTS」や各種メディアで執筆・ナビゲートしている。

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