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ジャーナリストの就職先・活躍できる場所は?

ジャーナリストの就職先・活躍できる場所は?

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報道を目的とする媒体である新聞社や出版社、放送局などが、ジャーナリストの働く主な場所となります。つまり、こうした報道機関に就職し、記者としてキャリアをスタートさせるのが一般的です。ただし、なかにはフリーライターやフリージャーナリストとして、こうした報道機関には就職せずに仕事をする人もいます。

新聞社(全国紙)で働く

日本では、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞の5紙が全国紙といわれ、五大紙とも呼ばれます。こうした大手新聞社では、毎年、記者採用が行われ、入社後、研修を経て地方支局に勤務し、警察署に出入りして事故や事件について知る、いわゆる「察回り」を経験するのが一般的だといわれます。ここで、取材のイロハを学び、原稿書きに勤しみます。その後数年経つと、本社や大きな支局へ転勤となり、社会部や政治部、経済部、国際部などに配属され、記者クラブなどを中心に取材を行い、記事を書くことになります。記者クラブとは、国会・官庁などで取材活動する各社の記者が共同会見などの取材に便利なように組織した団体のことで、フリーランスのジャーナリストなどは所属できないため、報道機関の記者に有利な取材現場となっています。

スポーツ新聞社で働く

文字どおりスポーツ情報に特化した新聞を発行するのがスポーツ新聞社です。
ここでは、スポーツ記者が活躍する一方、スポーツジャーナリストも依頼されて誌面に原稿を寄せます。特に野球やサッカーは人気スポーツのため、専門とする人が多くいます。また、芸能欄や競馬・競輪欄も人気紙面で、芸能記者や競馬記者に混じって、芸能ジャーナリストや競馬・競輪ジャーナリストが活躍の場としています。

地方の新聞社で働く

北海道新聞や中日新聞など、いくつかの地方をまたいで広い地域で販売されているブロック紙をはじめ、県単位や市単位で発行されている地方紙にも記者の採用があり、ジャーナリストへの一歩を記すことができます。
地方ごとで異なる地域特有の問題や事柄に対して、ジャーナリストとしての視点から着目し、取り上げることが求められます。

放送局で働く

NHKやキー局(在京キー局)の日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、フジテレビジョンなどには、報道部などがあり、ジャーナリストへの道が開けています。
日々のニュース番組のほか、社会問題などを取り上げた報道特番などの制作も行われています。また、日本各地にある地方局でも、その地方特有の問題にスポットを当てた番組を制作し、その独自性を誇っています。
こうした放送局も記者クラブに属しているのが一般的で、首相官邸や国会、官庁といった公的機関への取材では有利な状況にあります。

出版社で働く

出版社が扱う雑誌や書籍はさまざまで、月刊の総合雑誌(政治・経済・社会・文化全般についての評論などを掲載する雑誌)や週刊誌には、社会的な事件やニュースを掘り下げたルポルタージュやノンフィクションが多く掲載され、社内記者だけでなく多くのフリージャーナリストの活躍の場になっています。
また、ファッション誌にはファッションジャーナリスト、時事雑誌には政治ジャーナリスト、医療雑誌には医療ジャーナリスト、経済誌には経済ジャーナリスト、車雑誌にはモータージャーナリスト、旅行雑誌にはトラベルジャーナリストなど、各専門雑誌に各分野のジャーナリストが参加して誌面を作っています。

非営利ニュースネット

最近注目されているのが、フリーランスのジャーナリストらが集まって、インターネット上に開設する非営利のニュースネット放送です。
既存の媒体ではなく、直接、自分たちが集めた情報や見解、意見、主張などを視聴者に届けられる新しい試みとしてその数を増やしています。とはいえ、現在のところ規制もなく、特定のイデオロギーや政治信条などに偏った放送も見受けられ、放送法によって不偏不党などを掲げるテレビ放送とは区別する必要があるといわれています。
ただし、なかにはジャーナリズムの理念にのっとり、社会に認められたジャーナリストらが共同で開設した放送局もあり、質の高い報道が行われています。

ミニコミでも仕事がある

小さな声を拾い上げることもジャーナリズムの役割であり、いわゆるミニコミの分野でも各地のフリーライターやジャーナリストが活動しています。ミニコミとはマスコミ(mass communication)に対する"mini communication"を略した言葉で、小規模な報道が行われるものです。例えばタウン誌やフリーペーパーなどのミニコミ誌、同人誌、ミニ放送局などがその対象となります。

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