富士急ハイランドで働く大人にインタビュー!アトラクション開発&オペレーター編

自分の将来を決めるのは自分の「いいね♡」しか勝たん!

「楽しいことと仕事って別モノだよね?」

「好きなことがそのまま仕事になんてならないよ…」

なんて思い込んでない?

今回はそんな思い込みを取っ払うべく、世界級の絶叫アトラクションが満載の富士急ハイランドさんに潜入!

いいね♡と思うことや、興味のあることがきっかけで、最高に楽しく働く大人たちを取材してきました。

大人気テーマパークを支える大人たちは、自分的いいね♡ってどうやってみつけたんだろう?さっそく見てみよう。

 

REAL CAREER 1:アトラクションオペレーター

アトラクションオペレーター


社会人や大学生の先輩たちに聞くと、進路を決めるきっかけは一つじゃないみたい。
 

どんなお仕事?

\エンターテイナー役もこなすアトラクションの総責任者/

アトラクションを日々安全に動かすため、開場前の点検作業や管理。営業中は運転や操作だけでなく、誘導や案内、安全確認やお客様とのコミュニケーションなど、担当するアトラクションのすべてに責任をもつお仕事!
 

お仕事のこだわりは?

\楽しいアトラクションは安心&安全があってこそ。点検や確認は徹底的に/

営業開始前の点検・立ち上げ作業は、お客さまを乗せていいかを判断する大事なお仕事。

整備さんと共に情報共有しながら、カギやバーなど安全装置の点検、レールに異物がないかなど細かく確認。

その後試運転をして問題がなければ営業開始になります。
 

最高♡楽しいPOINTは?

\毎日、楽しいワクワク顔の皆さんを見られるのが一番のうれしさ/

皆さんが全力で楽しんでいる姿を、毎日たくさん見られる仕事ってけっこう貴重ですよね。

学校とかお仕事など大変なことは一旦忘れて楽しく過ごす。

そんな時間を作るお手伝いができてるんだと実感でき、間近でその笑顔を見られることが、日々のやりがいですね。
 

将来を決めた「いいね♡」は?

\英語に興味×アルバイト経験で遊園地が大好きに!/

学生時代「海外の方と英語で話してみたい」という思いから、アルバイトをコンビニから外国人観光客の多い遊園地に変更。

きっかけは英語でしたが、お客さまと直接コミュニケーションできる仕事って楽しい♡みんなが楽しむ場所で働くと、自分もワクワクできるんだ!と気づくきっかけに。
 

お仕事にたどりつくまでのHISTORYを教えて!

~高校時代~
 
好きなものに集中!英語で1点突破

一番好きな教科は英語。

得意というよりも海外に興味があり、将来英語を使った仕事ができたらいいなと思っていたので、英語だけは頑張っていい点数を取っていました。
 
進学先は「好きを伸ばしたい」と国際系の学部に

「国際系の学部があり、自宅から通える範囲の学校」で絞り込み、地元の大学の国際文化学部を受験しました。
 
~大学時代~
 
海外との交流が増え世界中に友達が!

カナダへの留学で、アジアや中米など世界各国の友達ができ、さらに英語が好きに!

日本に来た留学生のバディも担当するなど楽しい日々。

今でもみんなと交流は続いています。
 
就職先は「楽しいをつくる場所」で働きたい

空港のグランドスタッフにもあこがれていましたが、ワクワク&楽しい場所に自分もいたいという思いから、今の仕事に。
 
~現在~

現在は社会人2年目。

まだまだ勉強中ですが、目標となるあこがれの先輩がいるので、そばでコミュニケーションテクニックを盗みながら、日々成長していきたいなと思っています。
 

今後やりたいことは?

\大型アトラクションを一人で動かせるようになりたい!/

富士急ハイランドのアトラクションには、大型・中型・小型があり、私が一人で責任がもてるのはまだ小型だけ。

今後は『FUJIYAMA』など大型のアトラクションを任せてもらえるよう、免許を取得するため日々勉強中です。
 

高校生へのメッセージ

\まずはちょっとでOK。行動に変化を起こしてみる/

何かのきっかけって行動の先にあるもの。

私の場合はバイトを変えたのがきっかけでしたが、「やってみたいかも」って少しでも思ったら、まずは小さくてもいいから動いてみて。

失敗したって全然リカバリーはきくので考えすぎずに!
 

REAL CAREER 2:アトラクション開発

アトラクション開発

どんなお仕事?

\絶叫と興奮が止まらない!魅力的なアトラクションを開発/
 
どんなアトラクションを作るか、建設内容やスケジュール、収支なども入れた計画案を作成。

実際に作業してもらう業者さん(デザイナー、建設会社など)とやり取りしながら完成に導く、アトラクション建設の際の総指揮官的な存在。
 

うちの開発ここがすごい!

\顔パスで入場&搭乗できる顔認証システムを導入/

入退園ゲートと全アトラクションがチケットなしの顔パスで乗れる、顔認証システムはすごいです。

こういった最先端技術をいち早く取り入れ、便利で安全を追求し続けるのも富士急の特徴。

アトラクションだけでなく、広く開発に携われるのはやりがいの一つ。
 

最高♡楽しいPOINTは?

\史上初!が多くて大変ですが、まだ誰も見たことがないものを作れる!/

特にこの「高飛車」は、リニアモーターによる急加速、7回ひねり、垂直巻上げ、ギネス記録にもなった角度121度のえぐりこみ落下など、とにかく規格外のアトラクション。

過去のコースター開発のノウハウと、最新の技術を結集して、まだ誰も乗ったことのないアトラクションを開発できるのは楽しいです。

将来を決めた「いいね♡」は?

\大学と専門学校のWスクールで気づいた、ものづくりの楽しさ/

大学は経済学部だったので、友達は金融や商社志望が多かったのですが、私は全然興味がわかず…。

元々インテリアが大好きで何かを作る仕事に興味があり、大学2年時からデザインの専門学校へ入学。

そこで学んだことが楽しくて自分でもハマり、クリエイティブ系に進みました。
 

お仕事にたどりつくまでのHISTORYを教えて!

~高校時代~
 
オープンキャンパスで理系から文系へ

勉強よりも部活のバレーボールに夢中の日々でしたが、高2の時に行ったオープンキャンパスで、行きたかった理系の学部があんまりおもしろそうじゃないな…と感じ、文系に変更しました。
 
進学はしたいことが特になく、ある意味無難な選択に

正直将来のことは深く考えていなかったので「いろいろと役に立ちそうかな」という気持ちで経済学部へ進学。
 
 
~大学時代~
 
大学と専門学校のWスクールでした

大学2年時に家具やインテリアの仕事がしたいと専門学校でデザインの勉強を開始。

大学進学に後悔はないですが、もう少し将来のことを考えて学部選択をすれば良かったかなと思います。
 
最初の就職先はインテリアの会社でデザイナーに

専門学校で学んだ知識を生かしインテリア会社でデザイン業務に従事。5年ほどオフィスのデザインを担当しました。
 
~現在~

もっと大きなものを作りたいと今の会社へ。

遊園地だけでなくホテルやレストランもあり仕事の可能性が広がりました。
 

今後やりたいことは?

\1回で満足せず何度も乗りたくなるアトラクションをつくること/

「絶対にクリアさせない!」をコンセプトに開発したのがこの「絶望要塞」。

とにかく難易度が高く、悔しすぎて毎週来る人もいるくらい、ハマる人はハマります。

コースター系はなかなか変更ができないのですが、ミッションクリア型の施設だと年々進化させていけるのがおもしろいですね。
 

高校生へのメッセージ

\焦らなくてもいいけれど早くから考え始めるのが◎/

私の場合は大学入学後に自分のやりたいことに気がつけたので、高校でみつからなくても大丈夫。

ただ、少しでも早くから考えておくほうが後悔しないと思うので、自分の興味があることは何なのかだけでも意識して探しておくといいと思います。
 

from スタサプ編集部
最高に楽しく働く先輩たちも、自分の興味があるものや好きに気づいたからこそ今がある!

「好きと進路は別モノ」なんて思い込みはもったいないから、自分が「いいね♡」と思った気持ちを大切にして将来の可能性を広げていこう。
 

Text・Edit / Noriko Taki, Design / Yujirou Suga, Dai Kayama(ma-h gra),Photographer / Chiho Shiroishi, Osamu Mase
※掲載されている情報は2021年4月時点の情報です。