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材料工学を学んだ後の進路と今後の展望

卒業後の就職先としては、材料系をはじめとするメーカーが挙げられます。また、特徴的なのが、大学院進学率の高さです。学生の半数以上が進学する大学も珍しくありません。医療、環境問題や宇宙開発など、最先端の課題に挑戦し続ける材料工学では、研究を続けるやりがいも大きいのかもしれません。

※このコンテンツは2018年の取材に基づき構成しています

大学院進学率の高さも特徴

主な進路は材料系メーカーや大学院進学

新たな材料の開発に挑む材料工学は、すべての工業の基盤となる学問です。卒業後の進路としては、材料系のメーカーはもちろん、電機、自動車、印刷、重工業など、幅広い道があります。また、化学知識と技術を生かして、薬品や食品系の企業で開発や研究に取り組む人もいます。
さらに特徴的なのが、大学院への進学率の高さです。機械工学や電気・電子工学など、ほかの工学系の学部・学科の多くではその技術や取り扱いについて身につけられるのに対し、材料工学では新たな材料や加工技術の開発を目指す、研究に重点をおいた学びになります。そのため、さらに研究を深めたい、自分の技術を高めたいと考えて、大学院へ進む人が多いようです。学生の半数以上が進学するという大学も珍しくはありません。

医療・環境・宇宙など、最先端の技術を追究していく

今、材料工学の分野で注目されているのが、医療、環境といったキーワードです。これらは世界的な課題、目標であり、それにかかわる研究は、地球規模の問題の解決につながる可能性のある研究ということになります。
人工関節や人工血管、人工臓器といった医学の分野で活用される生体材料は、人体に入れても変性せず、かつ人体に悪影響を及ぼさないものでなくてはいけません。また、人の体という複雑な機構にうまく合わせるためには、精密な加工が容易にできなくてはいけません。
環境問題に関しては、材料を作るための原料の精製や加工段階の技術を工夫するという方法があります。例えば、薬品を使って原料を変質させれば、使った薬剤は廃液となります。また、熱や電圧、圧力を加えるなどの加工には、エネルギーが必要です。こうした部分を工夫し、省エネルギーで環境への影響が少ない方法を探るのです。もう1つの切り口が、環境にやさしい材料を作るというものです。生分解性プラスチックのように微生物が分解できるものや、リサイクル率の高い材料ができれば、今ある問題を少しは解決できるかもしれません。
ほかにも、宇宙研究・開発のための、宇宙の厳しい環境にも耐えうる材料の研究なども行われています。その時々のニーズに合わせて、常に最先端の技術を生み出す。それが材料工学の重要な役割なのです。

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