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バーテンダーの20年後、30年後はどうなる?

バーテンダーの20年後、30年後はどうなる?

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AIの台頭で将来なくなるのではと予想される仕事もありますが、バーテンダーは今後どうなっていくのでしょうか。バーテンダーの仕事はお酒を作ることだけでなく、お客さんを会話で楽しませることも大事です。AIはバーテンダーという職種に、どのような影響を与えるのでしょうか。

単純にお酒を作って出すだけならAIでも可能だが…

レシピに基づいてお酒を調合して出すという行為だけを見ると、AIでもバーテンダーの業務を代行できる可能性はあるかもしれません。例えばファミリーレストランにあるドリンクバーのようにボタンを押すだけでお酒が出てきたり、機器の画面に表示されたチャートに従って回答していくとおすすめのメニューを紹介してくれたり、そういったことも考えられなくはありません。
ただバーとは時間や会話を楽しむところであり、人と人が織りなす空間がその良さと言えます。そして、それを演出することこそが、バーテンダーの役割でもあり、腕の見せどころとなってきます。
バーは人対人の場であり、会話のキャッチボールを楽しむ要素もあります。AIも話せるかもしれませんが、抵抗感がある人も多いのではないでしょうか。
そして、注文されたカクテルなどを作る姿まで含めて、人が作るという様式美のような要素も、バーやバーテンダーの魅力の一つ。AIが発達したとしても、バーテンダーという仕事がなくなることは現状では考えにくい、と話を聞いたバーテンダーは推測しています。

お客さんだけでなく同僚も含めたコミュニケーションがより大切に

AIの発展は悪いことばかりでなく、お酒の管理などは楽になる可能性を秘めていそうです。
例えば、お酒をAIが搭載された専用機器の前に置くと、AIがラベルを読み取って登録。さらに、仕入れた日づけや売価はいくらで、仕入れ値いくらであるといったことを、自動でデータ化できるようなしくみがあれば、とても楽になるかもしれません。
ほかにも、温度管理や開店・閉店作業をAIがやってくれるのであれば、作業の効率化が図れることでしょう。
ただ、あるバーテンダーによれば、バーテンダーという職種は「感情の仕事」という部分が大きく“感情のぶつかり合い”が独特の雰囲気と時間を生み出すそうです。
感情面では、バーテンダーとお客さんだけでなく、一緒に働いている人とのコミュニケーションもあります。バーという空間は、場の空気に左右されやすい環境とも言えます。
そのため、バーテンダーのコミュニケーション能力が求められるシーンは多く、お客さんに対して、「お好みに合わせて今日はこういう感じのお酒はどうでしょうか」「今は何杯目ですか。それならこういうお酒にしましょうか」など、相手のことを思いやる部分は、AIには難しいのではないでしょうか。
お客さんとの信頼関係という点において、AIよりも人間のほうが勝っている部分は大きいでしょうが、今後のお酒に対する意識などの変化も考えると、これまで以上に高い会話力、相手を思いやる精神が必要とされる時代になるのではと考えられます。

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