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フラワーコーディネーターの1年目はどうだった?

フラワーコーディネーターの1年目はどうだった?

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きれいな花を扱うフラワーコーディネーターの仕事は華やかに見えるかもしれませんが、実は体力勝負な一面もあります。フラワーコーディネーターの1年めはどのような仕事からスタートするのでしょうか。フラワーコーディネーターに聞いた花屋の1日の流れと合わせて解説します。

掃除からスタートして徐々に花も扱うように

花束
花束

フラワーコーディネーター(フラワーデザイナー)の1年めはまず、バケツ洗いや掃除からのスタートが多いかもしれません。ただ、バケツ洗いや掃除はどのような花屋でも必ずある仕事ですので、10年働いているから掃除をしなくていいというわけではありません。花を扱う以上、水分を吸収させる水揚げ作業や、バケツの除菌、水換え作業は必ずついて回るものです。大きな花屋だとバケツの数も多く、100個以上のバケツの水を入れ替えることもあります。花を扱う仕事だと聞くと華やかで夢のある仕事だと思われがちですが、かなりの体力勝負です。もちろん1年めからでも、小さな花束を作らせてくれる花屋もありますよ。

花屋の1日は花の仕入れから始まる

小売の花屋の1日は、市場に花を仕入れに行くことから始まります。市場は月曜日、水曜日、金曜日に行われていて、少なくとも週に1~2回は仕入れをします。市場は朝5時に始まるので、仕入れ担当者は朝4時には起きて市場に向かいます。店舗数が多い花屋は競りをして花を買い、店舗数が少ない花屋や個人経営の花屋であれば、仲卸業者から花を購入することが多いです。最近では仲卸業者にネットで花を注文して、店舗に届けてもらうこともできます。朝一番で仕入れてきた花は水揚げをしますが、それぞれの花に合った水揚げをしなければなりません。さらに、古くなってしまった花を捨てるのか、手入れするのかを見極めながら水換えをします。曜日によっては企業のオフィスの受付花や、店舗のディスプレイの生け替えをすることもあります。また、店舗販売の準備や、ブライダル、葬儀用の花の準備に取りかかります。

どこで働くかをきちんと見極めることが大事

日本では花に関する国家検定はありますが、検定取得は必須ではありません。そのため、花をまったく扱ったことのない人でも花屋を経営したり、花屋で働いたりすることも可能ですが、一流の花仕事をしていくためには、勉強は必須です。どのようなフラワーコーディネーターになりたいか、自分自身がどのように成長したいかによって、誰に教わるか、どこの花屋で働くかをきちんと見極めることが大事です。これからフラワーコーディネーターを目指す人には、植物の知識や、花のデザイン理論をしっかり勉強してほしいと思います。

取材協力

CHACO

国家検定フラワー装飾1級技能士、NFD本部講師、花阿彌プロフェッショナルインストラクター。ジャパンフラワーフェスティバル金賞ほか受賞多数。老舗花店、ホテル花店、専門学校講師など多様な現場経験。色彩とデザイン理論に基づいたデザイン、指導に定評がある。セレンディピティ フルール主宰。

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