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シンガーソングライターのキャリアパス

シンガーソングライターのキャリアパス

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シンガーソングライターとしてプロデビューした後は、レコード会社やマネジメント会社と契約を結び、新曲をリリースしたり、ライブを行ったりして音楽活動をスタートします。自身の楽曲がドラマの主題歌やCMソングとして使われ、ヒットした経験をもつシンガーソングライターにインタビューしました。

卒業ソングの定番『3月9日』は友達の結婚式を祝う曲だった

卒業ソングの定番『3月9日』は友達の結婚式を祝う曲だった

デビューの翌年『3月9日』という曲をリリースしました。今では、中学校や高校の卒業式で歌われているので、「卒業ソング」というイメージをもっている方も多いかもしれませんが、実はもともと、友達の結婚式をお祝いするために作った曲でした。バンドメンバー3人の共通の友人が結婚することになり、自分たちで作った音楽をプレゼントしようと思いました。その友達の「ありがとう(サンキュー)の日に結婚するんだ」という言葉にインスピレーションを得て『3月9日』というタイトルが決まりました。お祝いの歌なので、縁起のいい言葉、幸せになってほしいという願いや祈りを込めて作った曲です。私自身がライブで歌うだけでなく、私の手を離れ、さまざまな場所で皆さんに歌われる曲になったことを、とてもうれしく思っています。

ドラマ主題歌として大ヒット!『粉雪』誕生秘話

『粉雪』はデビューから2年めに作った楽曲です。私自身も、多くの人に聞いてもらえる曲を作りたいと心の底から思っているなかで、山中湖の近くにあった音楽スタジオで合宿をして、曲を作ることになりました。スタジオに入り、集中して曲作りに取り組んで、明け方、空が白んでくるころにいいメロディが浮かんだんです。東京に戻り、当時のプロデューサーや、スタッフみんなでミーティングをして、聞いてもらいました。「いい曲だけれど、サビはもっとよくなるのではないか」という意見をもらい、スタジオにこもって、来る日も来る日もサビだけを考えている時期がありました。あるときようやく「これしかない」「これでいこう」と思えるサビができました。こうしてできあがった『粉雪』は、フジテレビ系ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として使われ、冬の定番曲として皆さんに聞いてもらえる曲になりました。

苦手だと思うところに伸びしろがある

以前は、ライブのMC(曲と曲の間に話をすること)が苦手でした。バンド時代はそれでも大丈夫だったのですが、7年前からソロ活動をするようになって、演奏だけでなくMCも、全部自分でやらなければならない状況になりました。自分の話したいことがきちんと伝わるように話さなければならないと思い、読書をして学んだり、ミュージシャンだけでなくいろいろなジャンルの専門家の話を聞いたりして努力しているうちに、少しずつMCが楽しいと感じられるようになってきたのです。そんな経験から、今は、自分が苦手だなと思うところにこそ伸びしろがあるのではないかと考えています。「苦手」という思い込みがその人の可能性を狭めてしまうので、そこからどうやって飛び出していけるかどうかが、とても大切なのではないでしょうか。

取材協力

藤巻亮太

山梨県笛吹市出身。レミオロメンの一員としてメジャーデビューし、「3月9日」「粉雪」など数々のヒット曲を世に送り出す。2012年、ソロ活動を開始。2018年より、自身主催の野外音楽フェス「Mt.FUJIMAKI」を地元山梨で開催するなど、精力的に活動の幅を広げている。 公式HP:http://www.fujimakiryota.com/

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