パイロットの1日のスケジュール【スタディサプリ進路】

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パイロットといえば、あこがれの職業にラインキングで上位に位置づけられる人気の職業。飛行機を操縦して、文字通り世界を飛び回る以外に、いったいどんな一日を過ごしているのかは、なかなかイメージしにくいものです。実はフライト以外にもさまざまな仕事があるといいます。そこで１日の過ごし方について聞いてみました。

ある日の一日のスケジュール

　何時発のどこ行きの便に乗るかで、勤務時間はまったく異なります。ここでは、９時３０分羽田空港発、沖縄往復便に搭乗した機長のスケジュールを見てみます。

５：００　起床
７：００　空港到着
８：００　気象解析や航空情報の確認を行い、フライトプランを決定
９：００　飛行機に乗り込み、客室乗務員、整備士と事前の打ち合わせ行い、出発準備
９：３０　羽田空港出発
１２：００　那覇空港到着。１時間後の帰りの便に向けて準備に入る
１３：００　那覇空港出発準備
１５：３０　羽田空港到着
１６：３０　簡単な報告を済ませ、必要に応じて副操縦士とその日の振り返りを行う
１８：００　帰宅、もしくは、フライト先のホテルに宿泊

出発前はどんなことしているの？

飛行機は朝の６時ごろから、夜の１０時ごろまで飛んでいます。ですから、朝、一番の飛行機を操縦するか、昼すぎの便になるかによって、勤務時間は大きく異なります。国内線の場合、大きくわけて午前中から夕方のフライトに乗務するパターンと、昼過ぎから夜便まで乗務する２パターンがあります。
　出発準備は、その日の天候を確認することから始め、どのくらいの燃料が必要かをチェック。気流などで揺れが想定される場合、揺れの少ない高度などを考えあわせて、フライトプランを立てます。滑走路の工事はないか、乗務する飛行機に危険物が搭載される予定はないかなども確認します。
　飛行機に乗り込んでからは、コックピットのセッティングやオートパイロットの設定（飛行経路などを入力）、飛行許可を得るための管制とのやりとり、飛行機の外部点検・各部品の作動テストなどを行います。客室の準備をしている客室乗務員からＯＫが出たら、いよいよ離陸となります。規定の時間までにすべての準備を終わらせなければなりませんから、この時間はかなり慌しいものになります。目的地についたら、そのまま次のフライトの準備へとかかります。

パイロットの勤務はシフト制

パイロットの飛行スケジュールは、必ずしも決まった航路を往復するわけではありません。国内線の場合は、日帰りで復路便に乗ることも多くありますが、長時間飛行となる国際線の場合は、現地に１、２日間滞在後、復路便に乗ります。国内線、国際線混合で勤務しているのが一般的です。
シフトは、おおむね１か月ぐらいに前に決まります。土日休みというわけではありませんから、友人たちとの飲み会やゴルフなどに参加できないことが悩みという声も少なくないようです。それを差し引いても、多くのパイロットたちは、やりがいのある仕事だと声をそろえます。

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