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建築士の学校の選び方

建築士の学校の選び方

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建築士を目指せる学校の種類としては、大学・短大・専門学校がありますが、国家試験を受験する資格を得るためには、国土交通大臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を履修できる課程をもつ学校を選ぶことが大切なポイントとなります。指定科目のある学科の名称は、学校によってさまざまですが、そのなかで多くみられるのは建築学科と土木工学科です。建築学科を選ぶか、土木工学科を選ぶかで学ぶ内容が違ってきます。学校にもよりますが、建築学科では、設計・製図、建築デザインの実習を中心に、建築史や都市計画などを学ぶことができます。一方、土木工学科では道路や橋、空港、ダムなど社会生活を支える基盤となる施設に特化し、実践を交えて学んでいきます。なお、国土交通大臣の指定科目についての最新情報は、建築士試験実施団体の公式ホームページでご確認ください。また、進学したいと思っている学校で指定科目が学べるかどうかについて、各校に直接、問い合わせてみるといいでしょう。

大学・短大・専門学校などの建築学科

建築史や設計、製図、都市計画など建築物全般について学ぶことができます。短大や専門学校に比べ、大学のほうが建築の理念や歴史などより建築について深く学べるでしょう。また、設計実習の授業を受ける必要があるため、設計課題に取り組み、自分の作品を制作することに時間を費やす日々になります。さらに建築を専門的に学びたい人は大学院へ進みます。大手の建築設計事務所やゼネコンでは、大学院卒でないと採用されない傾向があるので、将来そうしたところで働きたいと考えるなら、大学院まで見据えて学校を選ぶといいでしょう。また、建築士になるには理系でないといけないイメージがありますが、文系を選択していても入れる学校もあります。

大学・短大・専門学校などの土木工学科

主に工学部や理工学部に属すことが多く、道路、空港、ダム、橋など社会に必要な構造物の計画や設計、管理について学びます。どうしたら洪水の起きない河川を造ることができるかなど、防災や環境保全も学んでいきます。構造実験や上下水道に関する水理実験などを行う授業が多く、技術色が強い内容の勉強をしたい人に向いているでしょう。

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