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私立大学/東京・神奈川

トウキョウトシダイガク

AIが導き出した答えは正解といえるのか。数値解析学は科学技術を支える研究です

情報工学部 情報科学科 相原研輔 先生
情報科学科の相原研輔先生の研究領域は「数値解析学」で、科
学技術計算の基礎となる学問です。

もう少し詳しく言うと、コンピュータを用いて高速に、そして高精度に解を求めるためには、数値計算アルゴリズムが必要不可欠となります。コンピュータ上で生じる計算誤差を解析し、効率的なプログラム実装などを探究。
数理的・実験的なアプローチから、既存のものよりも効果的なアルゴリズムの開発をめざしています。

例えば、AI(人工知能)が導き出した解は本当に正しいと言えるのか。私はなぜ正しいのかという保証がないように感じます。また、日本が世界に誇るスーパーコンピュータ「富岳」によるコロナ禍での飛沫のシミュレーションをテレビで見た人も多いと思います。

あのようなシミュレーションは高性能なマシンさえあれば実施できるのではなく、そのマシンを有効に活用するための数理的
な解析や適切なアルゴリズムが必要不可欠です。つまり、AIにおいても何かを計算するためには、科学技術計算の基礎となる数値解析が必要であり、まだまだ改善・向上する余地がたくさん残っているのです。

こうした数理的な解析や適切なアルゴリズムの研究は日々更新されていきます。そして、何もつながりがなさそうなことでも、数理的性質を探究することで思いがけない応用先が見つかることもよくあります。

異分野の原理原則を受け入れ、分野横断型の研究を行いながら、複合的な最適解を生み出す。
だからこそ数値解析は、世界に、未来に通用する研究成果が期待される分野なのです。
東京都市大学(私立大学/東京・神奈川)
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