東洋英和女学院大学／卒業後のキャリア（人間科学部人間科学科臨床心理士明本　美菜子さん）【スタディサプリ進路】

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先輩の仕事紹介

患者さんと同じ視点に立てる心理士を目指して、まだまだ勉強中です。

臨床心理士

人間科学部　人間科学科/2021年卒

明本　美菜子さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

精神科単科の病院で、心理検査やカウンセリング、心理プログラムを中心とした業務を行っています。精神疾患が急激に現れる「急性期」に関わる患者さんも多く、3カ月という限られた入院期間の間に、揺り戻しはあるものの大きく回復する患者さんたちの姿を見て「こんなに変わるんだ！」と感動。学校の先生や福祉関係者など、いろいろな職種の方と連携する機会が多いのも、医療機関で働く魅力のひとつで、勉強になります。目標は、患者さんと同じ視点に立ち、同じ景色を眺め、寄り添える心理士。そのために知識を増やし、経験を積み、アセスメント能力を伸ばしていく努力をしています。

学校で学んだこと・学生時代

入学時から大学院に進学し臨床心理士の資格を取ることを目標にしていました。そのため、箱庭療法のゼミに所属して専門性を高めたり、将来につながるという視点で学習塾のピアサポーターとメンタルクリニックの受付のアルバイトを4年間続けました。教科書どおりにいかない現場のリアルを体験できたことは、今のキャリアにつながっています。勉強は難しく、また、自分を見つめ直すことが求められるため精神的にもきつくて、院進学を諦めかけたこともありました。しかし、周囲に同じ夢を持ち、同じように悩んでいる仲間がいること、そしてそれを応援してくださる先生がいることで頑張り抜くことができました。

2度の留学でたくさんの人と出会い視野が広がりました

分野選びの視点・アドバイス

小学生の時に虐待を描いた本を読んだことがきっかけで心理職を目指すようになりました。心理学は実際に学んでみると奥が深く、面白い学問だと実感。学ぶことで自分について深く知れるのも、心理学のいいところです。心理学は難しそうと尻込みする人もいますが、少しでも興味があれば学ぶことをお勧めします。その時に基盤となるのが「自分がどう感じたか」ということ。自分の気持ち、感覚を大切にすることで、他の人の感じ方も分かるようになります。心理学分野への進学を考えている方は、日常生活や留学、アルバイトなどの経験を通して自分の気持ちを見つめ、同時に様々な視点で物事を考えられる目線を身につけるよう心がけるとよいと思います。

同じ夢をめざす仲間たちの存在にとても励まされました

明本　美菜子さん

医療法人財団青山会　福井記念病院/人間科学部　人間科学科/2021年卒/「世界を見たい」という思いで、大学在学中に2度の留学を経験。1度目は学校の制度を利用してカナダへ、2度目は単身で2ヵ月オーストラリアへ。あえて日本人が少ない場所を留学先に選んだため、語学学校ではいろいろな国の人と出会い、さまざまな文化を知ることができ、視野が広がったという。授業や留学経験以外でいまの仕事に生きていると思うことは、建学の精神である「敬神奉仕」。「お互いに歩み寄り、支えて、お互いを知っていく。心理職とリンクする考え方だと思います」。大学院では夢分析を専攻。公認心理師の資格を取得した。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…