キャリアガイダンスVol.427 別冊
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5Vol.427 別冊付録文学部異文化コミュニケーション学部経済学部経営学部理学部社会学部法学部観光学部コミュニティ福祉学部現代心理学部グローバル ・リベラルアーツ・プログラムその柱が、経営学部経営学科のコア・カリキュラムであるビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)と、学部を問わず履修可能なグローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)だ。どちらも、グループワークによるアクティブ・ラーニングを軸にして、実践的にリーダーシップを養成する点は共通している。ここでは立教GLPをクローズアップし、立教大学が育むリーダーシップの本質を探っていきたい。 同プログラムは、それぞれ半年間で修了する7科目で構成されている(次ページ参照)。学部・学年を問わず履修することが可能で、ほとんどの学生はリーダーシップ入門「GL101」、またはその英語版の「GL111」からスタートする。募集は科目単位で行われるので、「GL101」で終わることもできるし、次のステップの「GL201」などの科目や英語科目に進むこともできる。 立教大学は1874年の創立以来、国際性やリーダーシップの養成に取り組んできた歴史をもつ。 現在の学部構成は、図1に示した10学部1コース。伝統に基づいたリーダーシップ教育は、2006年度の経営学部開設とともにさらに本格化した。「GL101」は受講希望者が多く、例年倍率は2倍程度だという。 では、立教大学が養成しようとするリーダーシップとはどのようなものなのだろうか。「GL101」「GL201」のコースリーダーを務める稲垣憲治特任准教授はこう説明する。 「私たちは組織ピラミッドの上に立つ人を育てようとしているわけではありません。どのようなポジションにいても、“リーダーシップを使える”人を育てることを目的としています」 立教大学は、リーダーシップを訓練立教大学の学部構成図1取材・文/伊藤敬太郎 撮影/吉永智彦、森田直樹グローバルに通用するリーダーシップを発揮できる人材の養成が社会的な課題となっている今、立教大学のリーダーシップ教育が大きく注目されている。その柱の一つであるグローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)では、どのような教育が行われているのか。稲垣憲治特任准教授に話を聞いた。経営学部稲垣憲治 特任准教授立教GLPでは、多様性のなかで発揮できるリーダーシップを学ぶ

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