キャリアガイダンスVol.426 別冊
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6Vol.426 別冊付録る側に回る。 CSSが関わる「キャリアデザイン基礎」は1年生720名が、RSSが関わる「キャリアビジョンⅠ」は3年生約1000名前後が受講する正課の授業だ。 「1年生から自分のキャリアデザインを真剣に考えれば、留学の計画も早くから立てられますし、学生生活全体を有意義に過ごすことができます。面談などを通してこの時期の1年生をサポートするのがCSS。3年生には、このようなキャリアデザインに加えて、さらに就活に関するスキル習得も必要になる。直近の経験を踏まえてそんな就活生を支援するのがRSSです。身近な先輩は気軽に話せる存在ですし、近い将来の自分をイメージさせるロールモデルでもある。後輩を触発する効果は非常に高いですね。同時に、支援する側のCSS、RSSもこの経験を通して成長していきます」 先輩たちは定期的な面談だけでなく、後輩からの相談があれば随時相談に応じる。面談用のノートには、担当する後輩に関する情報がビッシリ書き込まれ、後輩が悩んでいるときには進路が決定した4年生が結成する、3年生の就活を支援するグループ。RSSのメンバーは「キャリアビジョンⅠ」(3年次秋学期)の授業サポート、就活生への面談、卒業生を招いた就活イベントの運営などに主体的に関わる。進路が決定した4年生が結成する、1年生のキャリアデザインを支援するグループ。CSSのメンバーは「キャリアデザイン基礎」(1年次秋学期)の授業サポート、1年生の面談、1、2年生対象のイベントの運営などに主体的に関わる。RSS(リクルートサポートスタッフ)CSSとして三好さんをサポートCSS(キャリアサポートスタッフ)先輩から後輩へと受け継がれ 卒業までの半年間CSSとして活動しました。その原点にあるのが、卒業生が支援してくれる就活合宿に就活生として参加した経験です。先輩たちは仕事終わりに来て、夜遅くまでエントリーシートの添削や面接対策を熱心にやってくださって。私たち以上に私たちを信じて全力でぶつかってきてくれるその姿に感動して、「私もこうなりたい!」と思ったんです。 CSSとして意識したのは、自分の尺度で話さないこと、一人ひとりに寄り添って一緒に考えることです。悩んでいる後輩には授業で行う面談以外にも頻繁に会って話を聞きました。就職が決まったある後輩に「キミちゃん(川端さん)がいたから私は自分の人生を諦めずに済んだ」と言ってもらったときには本当に嬉しかったですね。後輩のがんばっている姿を見ると私自身もがんばれる。支援しているようで私も支援されていたんだと思います。文学部OG川端公子さんCSS11期。2015年3月卒業。株式会社ベネッセコーポレーションに就職し、現在入社4年目。在学中はケニアへの研修、デンマークへの交換留学などを経験。後輩ががんばっている姿を見ると自分もがんばれる 秋学期から「キャリアデザイン基礎」を履修していて、私の担当のCSSは三好さんです。 三好さんとの面談ではお互いの近況報告から始まって、ロシアへの留学やロシアの大学院への進学、そこに向けてするべきこと、学部での勉強の進捗状況や中間テストの結果報告などいろいろな話をします。三好さんと対話するとモチベーションが上がるんです。「ツカモン(塚本さん)にはやり遂げる力がある」と言ってもらえたときはすごく自信もつきました。 また、私は寮生活をしていて、寮のユニットの先輩にも日々お世話になっています。創価大学は先輩と後輩とのつながりがいろいろな面で強くて、先輩たちがフレンドリーかつ真摯に後輩をサポートしてくれる姿は、私にとっての目標にもなっていますね。今後、様々なかたちで、自分も後輩たちをサポートしていく存在になりたいと考えています。文学部1年塚本健一さん2017年4月入学。取材時、キャリアデザイン基礎を履修中。当面の目標は2年次のロシア留学。卒業後はロシアの大学院への進学を希望している。先輩との対話でモチベーションが高まる!卒業生1年生

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