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ネイリストの楽しいことと大変なこと

ネイリストの楽しいことと大変なこと

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ネイリストとして、お客さまの爪という小さな世界に作品を仕上げる楽しみについて聞いてみました。あるネイリストは施術をする1時間で人生を共有する楽しみもあると言います。また、大変なこととして、ネイリストが抱える職業病のようなリスクが一部の人にあり得るということも説明しましょう。

楽しいこと

あるネイリストとは、出来上がるまでのプロセスが楽しいと言います。純粋にネイルを塗る作業に集中して、それがきれいにできるとうれしいし、作業すること自体がとても楽しいそうです。色を選ぶのもおもしろいし、それをお客さまのネイルでやらせてもらえることが幸せだと感じるのだそうです。サロンではマンツーマンでお客さまの思い描くネイルを作ります。アーティストの面はもちながらも好きな絵を描くわけではないので、作っていく過程を楽しめる人が向いているそうです。
人によって爪の大きさは違いますし、爪はまっすぐではないので、そこに繊細なイラストを描いたりデザインを施したりするにはやはりある程度の技術が必要だと言います。最近は男性のネイリストも増えていますが、手先が器用で、細かいことが好きならば、性別を問わず活躍できる職業だと話してくれました。
施術しながら、お客さまに教えてもらうこともあるそうです。相談をされても答えを出すことはできませんし、しませんが、話を聞くことはできるので、なるべく楽しく過ごせるようにするのだそう。おもしろおかしく話をしてくれるお客さまもいるので、施術の間の1時間でその人の人生を知ることができるのは勉強にもなるし興味深いと言います。
ジェルネイルの場合は、最低1ヵ月に1度の施術が必要なので、来店するたびにいいことがあったと話してくれる人もいるのだとか。お得意様ができると会話も弾んで楽しいし、お友達を紹介してくれると輪が広がって、ビジネスとしてもさらに楽しく感じるそうです。

大変なこと

黙々とネイルを塗っているだけではなく、お客さまと会話をしながら施術をこなすので、接客という意味では大変なことも当然あると言います。いろいろな人がいるので、それなりに気も遣うそうです。女性が多い職場なので、人間関係で悩む場合もあるようですが、そのようなことはどこの職場に言っても同じでしょう。せっかく、好きなことを仕事にしてネイリストをしているのであれば、大変だから辛いと思うのではなく、どうやったら乗り越えられるかを考えてみてほしいとネイリストの先輩は言います。ストレスをうまく発散できる方法を探すことや、相談できる人を見つけておくことは高校生のうちからできるはずだと話してくれました。
ごくまれに、ネイリストの仕事をしたくても、体質的に合わない場合があるそうです。マニキュアを落とすのに使う揮発性の成分が含まれたアルコール成分を皮膚から吸収して皮膚がガサガサになる人がいるそうです。また、ネイルを削るときに発生する霧状のダストを吸い込んでアレルギー症状が出る人もいるのだとか。どちらもネイリストとして仕事をし始めた頃にはわからないのですが、毎日続けていくうちに皮が薄くなることや、喘息のような症状が出たりすることもあるようです。
このようなリスクはジェルネイルであれば少なくすることができます。マスクをすればダストを吸う危険を減らすことができるからです。アレルギー体質の人でも再びネイリストの仕事ができるようになった人がいるので、あまり心配をしなくてもよいとのことでした。

取材協力

高橋果内子

美容家/コラムニスト OL生活を経て30歳で美容業界に転身。過去のモデル経験、多数の美容資格取得の経験から幅広いジャンルの美容情報に精通。 現在は、美容コーディネーターとして活動しウェブメディアにて多数連載を持つ。 一般社団法人 地域復興美と笑顔を繋ぐ会の代表も務め、美容家仲間たちと美にまつわる活動を通じてボランティア活動も行っている。

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