• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • マスコミ・芸能
  • 芸能マネージャー
  • 1年目はどうだった?
芸能マネージャーの1年目はどうだった?

芸能マネージャーの1年目はどうだった?

全国のオススメの学校

芸能マネージャーは芸能事務所の社員として採用され、働いています。入社後、新人の芸能マネージャーはどのようにして仕事を覚えていくのでしょうか。また、今後のキャリアアップのためにはどのようなことを意識しながら業務にあたればよいのでしょうか。現役の芸能マネージャーに、1年めの仕事内容を詳しく教えてもらいました。

1年めは先輩マネージャーと共に有名芸能人を担当し、仕事を覚える

1年めは先輩マネージャーと共に有名芸能人を担当し、仕事を覚える

芸能事務所にマネージャーとして採用されると、1年めは売れっ子のタレントの担当になることが多いです。人気タレントは数人のマネージャーが協力しながらマネジメントをしているので、先輩マネージャーから仕事を教えてもらえます。人気タレントの場合、テレビ番組やCMの撮影、雑誌の取材、書籍の打ち合わせなどさまざまな依頼があり、それぞれのマネージャーの業務を覚えていきます。
1年めの芸能マネージャーは、自分の顔を売ることを意識するとよいでしょう。人気タレントの仕事現場では、テレビ局や制作会社の方と接する機会がたくさんあります。あいさつや言葉づかいなど、基本的なビジネスマナーは必須です。ここでよい印象をもってもらえれば、ほかのタレントを担当することになっても格段に仕事が進めやすくなります。1年めから現場に積極的に顔を出して他社の人との信頼関係を築き、人脈を広げていくことが大切です。

早くて3カ月で独り立ち。芸能人の担当につく

早くて3カ月、だいたい半年くらいで一通りの業務を経験したら、自分の担当をまかされます。一人前のマネージャーとしての働きを求められますが、最初のうちは失敗することもあるでしょう。なぜ失敗してしまったのか、きちんと分析して先輩のアドバイスを取り入れ、改善することが大切です。芸能マネージャーは、自分で考えて実践していく仕事です。誰かの指示どおりに動けばよいわけではありません。タレントのことを知り、よいところを見つけ、その魅力を引き出すにはどういう見せ方・売り方をしていけばよいのかを、常に考え実践していきます。

芸能事務所により1年めの働き方はさまざま

芸能マネージャーは入社した芸能事務所によって働き方が大きく変わります。所属する芸能人はミュージシャンが多いのか、それとも俳優や女優か、お笑い芸人が多いのか。また、会社の社風として、それぞれのマネージャーに大きな裁量権が与えられているかどうかで、マネージャーの働き方も変わります。
私が働く会社ではマネージャーに大きな決定権が与えられています。例えば、ある女優に対し、清純派をアピールするか、または大人っぽいイメージでいくか…といった売り出し方の方針は、女優本人の要望を聞いたうえで最終的にはマネージャーが決めています。いわゆる「事務所OK・NG」と呼ばれる基準は、もちろん社内共有はしていますがそれぞれのマネージャーが判断するため、責任は重大です。
今思い返せば、私の場合、1年めは仕事を覚えることに必死でがむしゃらに働いていました。つらいこともたくさんありましたが、毎日が新鮮で楽しかったですね。後輩を指導する立場となった今では、目の前の仕事に精いっぱい取り組むだけでなく、もっと自分の頭で考えておけばよかったとも思います。たとえ採用されなくてもよいので「このタレントはこういう仕事も向いていると思うのですが、やってみてもいいですか?」などと積極的に提案してくる新人のほうが成長のスピードが速いですし、そのような人と一緒に働きたいと思っています。

取材協力

道城 憲一

関連する仕事・資格・学問もチェックしよう

芸能マネージャーを目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT