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海上保安官の必要な試験と資格は?

海上保安官の必要な試験と資格は?

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海上保安官は、海上保安大学校または海上保安学校の試験に合格することが採用に直結します。
また業務上身体的な適性が求められるため、採用試験にも身体測定や体力検査が科目として設置されています。また身体的な適性を満たさない場合、自動的に不合格となってしまう項目が、課程ごとにいくつか定められています。

海上保安大学校

2016年度の試験では、申込者571人に対して最終合格者数84人で合格率は14.7%でした。試験科目は第一次試験が基礎能力試験、学科試験、作文試験、第二次試験が人物試験、身体測定、体力検査が課されます。

海上保安学校

海上保安学校は6つの課程に分かれており、それぞれに試験が実施されます。合格率も課程によってまちまちですが、全体でみると、2016年の場合、船舶運航システム課程は申込者3451人に対して最終合格者数478人で合格率は13.9%、航空課程は申込者150人に対して最終合格者数15人で合格率は10.0%、情報システム課程は申込者197人に対して最終合格者数62人で合格率は31.5%、海洋科学課程は申込者99人に対して最終合格者数15人で合格率は15.2%でした。第一次試験は基礎能力試験、学科試験、作文試験、第二次試験が人物試験、身体検査、身体測定、体力検査、航空課程のみが、第三次試験として人物試験(面接)、適性検査、身体検査が課されます。

不合格規定

海上保安官の業務のなかには身体的な適性が必要なものがあるため、それぞれの課程で適性に満たない場合、不合格になってしまいます。
・船舶運航システム課程、情報システム課程
身長が男子157cm、女子150cmに満たない、または体重が男子48kg、女子41kgに満たない者。視力(裸眼又は矯正)がどちらか1眼でも0.6 に満たない、または色覚に異常のある者(職務遂行に支障のない程度の者は可)。どちらか片耳でも2000 、1000 、500各ヘルツでの検査結果をもとに算出した聴力レベルが40デシベル以上の音の失聴のある者。四肢の運動機能に異常のある者、となっています。
・海洋科学課程
視力(裸眼又は矯正)がどちらか1眼でも0.6 に満たない、または色覚に異常のある者(職務遂行に支障のない程度の者は可)。どちらか片耳でも2000 、1000 、500各ヘルツでの検査結果をもとに算出した聴力レベルが40デシベル以上の音の失聴のある者。四肢の運動機能に異常のある者。
・航空課程
身長が158cmに満たない、または190cmを超える者。体重が男子48kg、女子41kgに満たない者。各眼が裸眼で0.7以上および両眼で1.0以上の遠見視力を有しない者、または各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上、かつ両眼で1.0以上に矯正することができない者。どちらか1眼でも、80㎝の視距離で、裸眼又は矯正により近見視力表(30㎝視力用)の0.2の視標を判読できない者。どちらか1眼でも、30~50㎝の視距離で、裸眼又は矯正により近見視力表(30㎝視力用)の0.5の視標を判読できない者。色覚に異常のある者。どちらか片耳でも、3000ヘルツの周波数において50デシベル以上、2000ヘルツの周波数において35デシベル以上、1000ヘルツの周波数において35デシベル以上、500ヘルツの周波数において35デシベル以上の失調がある者。そのほか操縦士として航空業務に支障のある者。

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